揉まれ鍛えられる公募展は、意志薄弱な私には、己を叱咤激励するにはもってこいであって、そのお蔭で今日まで育ててもらったといっていい。個性の違うもの同志が、競い合い、議論し合いながら成長してゆくのはいいものだ。伝統や古典から学ぶことは大切だ。しかし尊敬し守るだけでは古きしきたりにとらわれて伝承だけに終わってしまう。伝統の中に時代の風を注入し、今を生き返らせることが大切なのだ。「温故知新」や私の好きな「博古知今」など皆同じことを言っている名言であるが、いずれも肝に銘じて、強く心に留めておく言葉として大切だと思う。
博光会は、ベテランの直弟子と新しく若い孫弟子が同じくらいの人数になってきた。ベテランのガンバリも嬉しいが、エネルギッシュな新しい力が増してきたことは頼もしい。この五十周年記念展を機に、会員がますます精進して、「日新」の精神で、逞しく羽ばたいて会を一層盛り上げていってくれることを期待している。
(博光書道会50周年記念展図録より)
事務局
- 会長
- 石飛 博光
- 副会長
- 田中 豪元・中田 李燁
- 理事長
- 大多和 玉祥
- 副理事長
- 塚原 秀巌・金敷 駸房・種家 杉晃・赤澤 寧生・井上 蓉花・緒方 小篁・帯向 芳園
- 運営委員
- 植田 真麗・江幡 太瓏・大塚 雅恵・川島 汀蒲・今 和希子・関 奨人・
関根 悟牛・園田 大穹・西村 桃林・濱野 麗茱・廣田 真弓・不破 白暢・松本 知馨・三上 石鳳・石飛 智子
- 事務局長
- 種家 杉晃
- 副事務局長
- 赤澤 寧生・三上 石鳳
- 事務局委員
- 【副事務局長補佐】濱野 麗茱・関 奨人・今 和希子・黒澤 美穂・石飛 智子